サイトM&Aの相場がガタ落ちしている件!昔は月10万の雑記サイトが300万で売れてた!

近年、アフィリエイトサイトの売買市場は大きく変化しています。かつては、収益性の高いサイトであれば高額で取引されることが一般的でしたが、近年は相場が下落し、売却価格が以前ほど伸びなくなっています。

KAN

なぜこのような変化が起こっているのか、個人的に思う事を記述していきます。

目次

昔はサイトM&Aで高値で売却できたけど最近は安値すぎる

私はこれまで、アフィリエイトサイトを作成しては売却を繰り返してきました。かつてはサイトの売却益が非常に大きく、収益性の高いビジネスモデルとして成り立っていました。しかし、私の肌感覚では、2022年頃からサイトの相場が大きく下落し、売り手にとって厳しい状況が続いているのが現実です。

例えば、最近私はアフィリエイト特化型ジャンルのサイト(月間収益20万円・ドメインエイジ約10年)を300万円弱で売却しました。しかし、数年前であれば同じ条件のサイトでも500万円ほどの価値がついていたのではないかと感じています。

特に2016年~2017年頃は、雑記ブログでも高値で取引されているケースが多く見られました。たとえば、月間収益10万円程度のサイトが200万~300万円ほどで売却されることもありました。因みにこうしたサイトは、個人が副業で運営していたものであり、コンテンツの質も決して高いとは言えないものでしたが、それでも高値で売買が成立していました。

私自身も過去に、月平均5万円程度の雑記ブログを100万円で売却した経験があります。しかし、現在の市場相場を見ると、月間5万円程度の収益があるサイトでも、売却価格は30万~50万円程度が相場となっており、かつてのような高額売却は難しくなっています。

このような市場の変化の背景には、AIの発展による市場の飽和サイト売買プラットフォームの影響など、複数の要因が絡んでいると考えられます。

サイト売買の価値が下がった理由を推測

近年、サイト売買市場においてサイトの価値が低下していると考えられる理由として、以下の2点が挙げられます。

AI技術の進化で市場が飽和状態になった

2023年末頃からAI技術が急速に発展し、それに伴いブログアフィリエイトへの参入障壁が大幅に下がりました。その結果、新規参入者が急増し、市場が飽和状態に陥っています。
特に、AIを活用することで短期間で大量の記事を生成できるようになり、質の低いコンテンツを大量に含むサイトが乱立しています。

実際にサイトM&Aの案件を見ても、ドメイン取得からわずか数カ月で数百記事を掲載したサイトが多数出回っており、これらはSEO評価の低下や市場全体の価値の下落につながっている可能性があります。
また、Googleの検索アルゴリズムも変化しており、AIによる自動生成コンテンツや低品質な記事が評価されにくくなっています。そのため、サイトの収益性が低下し、売却価格にも影響を与えていると考えられます。

KAN

AIでコンテンツ量産したサイトが安くで沢山売り出されれば、全体的に相場は落ちるのではないでしょうか…

サイト売買プラットフォームの影響

もう一つの要因として、サイト売買プラットフォームの変化が挙げられます。従来は「サイトストック」「サイトZ」「サイトマ」などのプラットフォームが主流でしたが、近年は「ラッコM&A」が圧倒的なシェアを占めるようになりました。

ラッコM&Aは、登録時の審査基準が比較的緩く、多くのサイトが簡単に売買リストに掲載できるため、利用者が急増しました。しかし、これにより低品質なサイトの流通も増加し、全体的な相場の下落を引き起こしていると考えられます。

さらに、ラッコM&Aには「一定期間購入希望者からの反応がなければ自動で価格を引き下げる機能」が備わっています。この仕組みは、売却希望者にとっては迅速な売却を促す一方で、市場価格の低下を招く要因となっている可能性があります。加えて、売買成立時にのみ手数料が発生するビジネスモデルのため、プラットフォーム側としても売買を活性化させるために価格調整の仕組みを積極的に導入していると考えられます。

KAN

私の体感ではラッコM&Aが流行ってきたぐらいから明らかにサイトの相場が落ちました。

総括

AI技術の進化による市場の飽和と、ラッコM&Aの影響による価格競争の激化が、サイトの価値低下の主要な要因と考えられます。

今後、サイト売買市場において高い価値を維持するためには、AI任せの大量生産型サイトではなく、独自性や専門性の高いコンテンツを持つサイトがより求められるようになるでしょう。

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