ドメイン載せ替えの注意点と体験談!検索圏外でもデータは残しておけ

SEO対策の中の1つの手法として「ドメイン載せ替え(ドメイン乗り換えとも言う)」という方法があります。実際に私自信もドメイン載せ替えを行うことがあるのですが、失敗しないための載せ替え方法と手順、注意点や体験談を紹介していきます。

目次

ドメイン載せ替えの注意点を解説

ドメインの載せ替えとは、

コンテンツデータはそのまま維持しつつ、ドメインを切り替えるSEO対策の一つです。一般的に、ドメイン変更時には301リダイレクトを設定し、旧ドメインから新ドメインへ検索エンジンの評価を引き継ぐ方法が推奨されます。しかし、載せ替えの手法はこれとは異なります。

載せ替えの特徴は、元ドメインと新ドメインを直接紐づけず、コンテンツデータのみを新ドメインへ移植する点にあります。この方法を採用する理由は以下です。

  1. ペナルティを引き継がないため
    旧ドメインがGoogleのアルゴリズムによって評価を下げられている場合、その影響を受けないようにする。
  2. 検索エンジンに新規サイトとして認識させるため
    既存の評価を引き継ぐリダイレクトとは異なり、新しいサイトとしてインデックスさせることで、検索順位の回復を狙う。
  3. クリーンな状態でSEOをやり直せる
    中古ドメインの過去の運用履歴をリセットし、ゼロベースで評価を得る機会を作る。
KAN

要はデータはそのままでリセットするような感じです!

ワードプレスの載せ替えの流れ

STEP
コンテンツデータをインポート

プラグインなどでデーターのバックアップを取っておきましょう

STEP
アクセス制限を掛ける

契約サーバー側からアクセス制限(ベーシック認証)を掛けて、サイトを完全に閲覧できない状態にしましょう。noindexタグを付与する方法もありますが、アクセス制限を掛けたほうが確実です

STEP
インデックス削除申請

Googleサーチコンソールからインデックス削除申請を掛けて、検索エンジンからデータを抹消しましょう

STEP
検索エンジンから完全にデータが消えたか確認する

Google検索窓に「site:ドメイン名」をいれてデータが消えているか確認しましょう

STEP
新しいドメインを用意しデータをエクスポート

載せ替えするドメインにコンテンツデータをアップロードしましょう。そのほか、アナリティクスやサーチコンソールの連携、パーマリンク、メール追加など最低限の設定を済ましたら、サイトを公開しましょう。

載せ替え時の注意点

ただし、ドメイン載せ替えの際にはいくつかの注意点もあります。

  • コンテンツの重複を避けるため、旧サイトを閉鎖し、インデックス削除を申請する
  • 内部リンクや画像URLなど、新ドメインへ適切に修正する

ドメインを載せ替える前の一番の注意点は、元ドメインの情報が検索エンジンから完全消えたことと、noindexタグをつけるか、アクセス制限を掛けて、クローラーの巡回を完全に遮断する事です。

上記を確認後にドメインの載せ替えを行いましょう。

KAN

以上のポイントを押さえておくことで、ドメイン載せ替え後の検索順位低下のリスクを最小限に抑えることが出来ます。

ドメイン載せ替えの体験談「中古ドメイン→中古ドメイン→新規ドメイン」

2024年4月に、中古ドメインを約5,000円で取得し、特化ジャンルのアフィリエイトサイトの運営を開始しました。取得した中古ドメインは、運営ジャンルとの親和性が高く、良質な被リンクも多数付いていたため、SEO的に非常に有利な状態でした。

サイト公開初日にはすでにインデックス登録がされ、主要な検索キーワードで上位表示を獲得。

KAN

極めて順調なスタートを切ることができました。

SEOのみの運用を想定し、公開時に20記事程度を投入。その後、1カ月ほど様子を見る方針を立てました。すると、初月からアフィリエイト報酬が約5万円発生し、順調に成長すれば月20万〜30万円規模の収益に達する見込みも立ちました。

KAN

「この中古ドメイン当たりだわ!行ける!」と、順調な運営を確信した矢先、中古ドメインのデメリットが浮き彫りになります。

運営1カ月後ぐらいから突然、検索順位が大幅に下落し、主要なキーワードで圏外レベルまで落ちてしまいました。サイトのアクセス数も激減し、このままでは収益化が困難と判断。そこで、ドメインを変更する決断を下しました。

KAN

こういった事例は中古ドメインあるあるなので仕方ないことです(笑)

【1回目】中古ドメインへの載せ替え

まずは、別の中古ドメインへ移行する策を選択しました。しかし、トップページのみがインデックス登録され、下層ページはまったく登録されない状態が続きました。1カ月ほど様子を見ましたが、検索順位の改善は見られず、効果が期待できないと判断。

その結果、サイトの運営を一時停止し、閉鎖する決断をしました。Googleサーチコンソールから、インデックス削除を申請し、アクセス制限を設定。

KAN

サイトをしばらく休眠状態にすることにしました。

【2回目】新規ドメインへの載せ替え

一定の期間を空けた後、新規ドメインへコンテンツを移管することにしました。因みにサイト名とサブタイトルも変更を行っています。

今回は戦略がうまく機能し、サイト公開初日にトップページがインデックス登録し、数日後にはすべての記事が検索エンジンに表示されるようになりました。

検索順位も好調で、安定した流入が見込めるようになり、サイトの運営を継続。結果的に、収益化にも成功し、金になるサイトへと成長を遂げました。

中古ドメインで失敗してもコンテンツデータは抹消するな

今回の経験から、中古ドメインの運用は昔ほど通用しなくなってきているなと思いました。たとえ被リンクが充実していても、過去の運用履歴によってはGoogleのアルゴリズムの影響を受け、突如検索順位が急落する可能性があります。

昔と比べると段々と中古ドメインがGoogleから淘汰されるようになったので、中古ドメインを使ったからと言って誰でも稼げる時代は終わりつつあるのかなぁ~と思います。

KAN

結論、皆様に言いたいことは中古ドメインなどで順位が圏外レベルになり、ブログの運営に失敗したからと言って、コンテンツデータを抹消するのは勿体なので、ドメイン載せ替えするなどの再利用をしましょう!

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