BASEが提供する「おまかせ集客代行」は、ネットショップの集客を広告運用のプロが代行するサービスです。Google 広告やMeta広告(Facebook・Instagramなど)を活用し、より多くの顧客に商品を届けることができます。
このサービスの最大の特徴は、「完全売上連動型」の料金体系です。広告費の負担がなく、かかる費用は「売れた分の30%の手数料(+消費税)」のみ。つまり、売上が発生しなければ費用もかかりません。これにより、広告運用の知識がない方や、広告費の先行投資が難しいショップオーナーでも安心して利用できます。
BASEが持つデータとノウハウを活かし、効果的なターゲティングを行うため、広告の運用に不安がある方でも手軽に始められるのが魅力です。また、GoogleやMetaの広告を活用することで、BASE内の集客だけでなく、より幅広いユーザー層にリーチすることが可能です。

「おまかせ集客代行」は、リスク無しで手間をかけずに売上を伸ばしたいショップオーナーにとって、心強いサービスとなります。
BASEにおまかせ集客代行を使ってみた
これまで私はECサイトの運用をSEOとYouTubeのみで行ってきたのですが、売れ行きが悪くなったため、2025年2月頃から広告運用を行うことにしました。
BASEのおまかせ集客代行ですは、Google広告とメタ広告の2つの広告を代行してもらえます。
ただし、「おまかせ集客代行」は誰でも利用できるわけではなく、事前に審査があります。ショップの内容や商品のジャンル、広告の適合性などが審査基準に含まれると考えられます。私の場合、Meta広告(Facebook・Instagram向けの広告)は審査に通らず、Google広告のみ利用可能となりました。審査の基準は公開されていませんが、Meta広告の方がより厳しい審査が行われる傾向があるのかもしれません。



とはいえ、既にメタ広告に関しては自身で広告運用を行っていたので、なぜ審査に落ちたかはわかりません(笑)もちろん理由も教えてもらえません。
私の場合は、メタ広告は審査に落ちて、Google広告のみ審査に通りました。
実際に使ってみた結果は初月でコンバージョンが3件取れた


BASEが持ってくれた広告費 | 9754円 |
広告経由での売上 | 67680円 |
広告経由でのコンバージョン数 | 3件 |



初月ということで、広告の学習期間ということもあり予算が少なかったのではないかと思います



因みにBASEにおまかせ集客を2カ月目は売り上げが約30万円上がりました。結果レポートに関しては下記記事で紹介しています!


広告予算が低いからといってキャンペーンの編集はNG
ここで、注意点です。コンバージョンが取れないからいって下記画像の部分は触らないようにしましょう!


BASE管理画面のYouTube&Google連携アプリから広告予算の変更が可能ですが、ここは絶対にいじらないようにしてください。実際に予算を変更できるのですが変更すると規約違反となり、広告停止となります。
なぜなら、BASEの公式サイトでは以下の内容が記載されています。
「BASEにおまかせ集客」を利用中、ショップオーナー様は、BASEが管理・運用するアカウントの操作をしないでください。キャンペーンの操作・作成を確認した場合、規約違反としてサービスの一時停止・広告費用の請求をさせていただく場合があります。
費用対効果が低いと停止になることもある



費用対効果が一定水準に達成しなかった場合は、サービス停止となるのです。
「BASEにおまかせ集客」は広告の費用対効果、広告の表示を保証するサービスではございません。 広告の費用対効果が一定の水準に達しなかった場合、BASEよりプラン停止の申し出をさせていただく場合があります。
BASEも商売で集客代行をしているわけですから、広告を回しても商品が全く売れなければ打ち切られるのは当然です。
なるべく広告を打ち切られないように、商品画像を工夫したり、商品の概要説明をしっかり考えるといいでしょう。



私の場合は、商品画像はドローソフトを使ってしっかりと作り込んでいます。
おまかせ集客代行の手数料を解説!キャンセルされた場合でも手数料発生
おまかせ集客の手数料について例を元に計算してみましょう。
販売価格 | 20000円 |
仕入れ価格 | -5000円 |
BASEの販売手数料(6.6%+40円) | -1360円 |
おまかせ集客代行(30%+消費税) | -6300円 |
利益 | 7040円 |
前提としてBASEの販売手数料や他にも梱包代や送料などを加味すると、もともと利益の低い商品だと数を裁かないと思った以上に儲からないです。
BASEの「おまかせ集客代行」を利用する際には、注意点もあります。その中でも特に気をつけるべきなのが、キャンセル時の手数料発生についてです。
このサービスでは、広告経由で商品が売れた時点で「売上の30%+消費税」の手数料が発生します。しかし、問題なのは売れた後に注文がキャンセルされた場合でも、この手数料が返金されないという点です。



つまり、実際には売上が発生していないのに、広告手数料だけは支払わなければならないというリスクがあるのです。
これは、特にキャンセル率が高い商品を扱っているショップにとっては致命的な問題になり得ます。例えば、受注生産の商品や高額な商品は、購入後のキャンセルが発生しやすい傾向があります。また、顧客が「間違えて注文した」「支払いができなかった」「やっぱり不要になった」といった理由でキャンセルするケースもあり、一定数の注文キャンセルは避けられません。
さらに、悪質なキャンセルの可能性にも注意が必要です。例えば、一部のユーザーが興味本位で注文を入れ、その後すぐにキャンセルするといったケースも考えられます。これが頻繁に発生すると、実際の売上はほとんどないのに、広告手数料だけが発生し続けるという最悪の状況に陥る可能性もあります。
対策としては、
- キャンセルのリスクが低い価格設定や商品を広告対象にする
- 商品ページに「キャンセル不可」「注文後の変更不可」といった注意書きを明記する
- 広告で集客する商品を慎重に選ぶ(高額商品や受注生産品を避けるなど)
といった工夫が必要になるでしょう。
広告の力で売上を伸ばせる可能性がある一方で、こうしたリスクもあるため、利用前にしっかりと戦略を立てることが大切です。特に、キャンセル率が高いショップにとっては、この広告手数料が大きな負担になる可能性があるため、事前に対策を講じておくことをおすすめします。
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